以前「壁打ちアプリ」というのを作っていたのだけれど、作っているうちにやりたいことが膨らみすぎて、その１割も実装できずに中途半端な状態でリリースしてそのまま諦めてしまっていた。
で、さすがにもったいないと思って他の方向性を模索していたところ、自分がやりたかったのは「壁打ち」というのとはちょっと違うのかな？ということに気付いた。
どうも、壁打ちというのは「何かを相談して、それに対して返事が返ってくる」というものらしい。でも自分が以前作っていたのはBotが延々と質問をしてきて、それに答えていくというもの。返事の部分が足りない。じゃあどうするか。機械学習で返事をするBotを作る？いやいや、そんな難しいことはとてもじゃないができない。そもそも自分がやりたかったのは壁打ちなのか？返事が返ってくることを期待するよりも、問いに対して延々と答えるうちに、自分の作りたい事業プランなりアプリプランなりに深いところまで向き合って、自然とそのアイディアに対して深堀りできるものを作りたかったのでは？そう、言うなればこれは「壁打ち」というよりも「問いかけ」だ。問いかけに答えて、自分の中にあるアイディアの本当の姿を探し出すツール。アイディアの本当の姿を映し出す問いを探すツールだ。
というわけで、「SeekQs」、リリースしました。
前置きが長くなりましたが、まぁ書いた通りで、プランを投稿するとそれに対するいわゆる５W1HとかSWOT分析みたいなビジネスフレームワークに沿ったQが表示されるので、自分の中で明確になるまでそれに答えていってね、というWebアプリです。
デザインセンス不足で自分の中で描いた理想を１００％表現しきれてはいないのですが、信頼できるデザインメンターからお力添え頂ける返答を頂いたので、これから頑張っていくぞという気持ちを込めてβ版としてリリースしました。良かったら使ってみてください。
回答は基本非公開ですが、「アドバイザー」と呼ばれる方々に公開する設定にしていると、VCやコンサルといった方々に回答を見てもらってアドバイスをもらえたり投資の打診が来る、というツールにしたいなぁ、と思っています。
↑ここの部分が特にUIで表現しきれていないのですが、それでも良かったら是非使ってみてください。
SeekSeeds同様、今後はこちらのグロースハックも頑張っていきたいと思います。
壁打ちアプリ作るんじゃーって息巻いてたときは機械学習盛り込んで交流機能もあった方が良いよねとかあんな機能やこんな機能も要るよねって詰め込みすぎて迷子になったけど、「問いかけアプリです。問いかけるだけです。他には何もしません。」って開き直ったらシンプルになったので多分こっちが正解。
— にー＠事業ネタ探しアプリ運営中 (@ny_smallbiz) October 23, 2020
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